2019年 2月28日
この週末、たくさんのイベントが中止になったと思います。
それに関する心持ちもありますが、それはそれとして
この週末、イベント中止で空いてしまった時間を未来のために使いましょう。
今日からできるグッズ通販の方法を紹介します。通常の物販を通販に流用するのとは違うやり方です。
インターネット大手のGMOが運営してる「SUZURI」ってサイト、こちらは現在不況を囁かれるバンド運営に最適です。
こちらのサイト(にこるとめーこ様)でSUZURIの詳しい使い方を書いてくれてます。このブログでは使い方まで言及しないので、参考にしてください。
それではSUZURIのメリットとデメリットを書きますが、今回はメリット編。
SUZURIの特徴として
「注文が入った分だけSUZURIが生産をしてくれて、注文してくれた方の手元に届く」
ってのがあります。
物販を作ると、どうしても在庫のリスクが伴います。Tシャツ100枚だけでも、商品が傷まない管理も大変です。保管する場所だって必要。そして
100枚なら100枚作ってしまうと、当然売れ残りのリスクがあります。
もちろんそれを売り切る根性がバンド運営には必要ですが、今回はそれとは別の視点のお話。
現在の状況で、在庫リスクを回避できるのは、大きなメリットです。
通常、自分で運営してる通販では自分で発送しますよね。
コンビニやヤマトまで行って一軒一軒発送するのは、移動時間含めて中々大変です。
SUZURIは注文から生産、発送まですべて代行をしてくれます。
例えばTシャツを100枚、普通に工場注文で作るとします。
ボディ代が原価550円、プリント代が1色1版で1枚につき100円、合わせて650円
650 × 100 = 65,000
これを事前に準備し、発注しなければいけません。(通常さらにここに商品を受け取るための送料、消費税が加算されます)
SUZURIでは「トリブン」ってシステムで、ひとつ商品が売れたら自分にいくら入るか設定します。商品の原価、プリント代は商品代に含まれます。よって事前に生産費を捻出する必要はありません。
グッズ業者に入稿をする場合、普通はイラレやフォトショのデータでの入稿になります。(.jpgなどで対応してくれる業者さんもありますが、別料金が必要だったりもします)
さらにここにカラーコードや解像度、アウトラインや塗り足し、専用のテンプレートなど、なんか大変そうな専門的な知識を求められます。自分も過去に解像度で事故ったことがあります。売りましたけども。
SUZURIは商品によって違いはありますが、入稿に必要なのは規定サイズの.jpgまたは.pngのみ(.jpg .pngの説明は文末にて)
しかも入稿作業のすべてがスマホのブラウザまたはアプリのみで完結します。PCなくてもやれます。
バンドのロゴあるでしょ?それを配置しただけのTシャツでもいいんですよ。
なければお絵かきアプリで描いちゃえばいいんです。(画像のサイズだけは気をつけてください)
すでにデザイン物がある場合、データのサイズはロゴを作ってくれたデザイナーさんなどに相談すれば対応してくれると思います。
※ガイドラインによると解像度が72dpiでオーケーと書いてあるのですが…
この表記に関しては現時点で「ほんまに大丈夫?」と思ってます。これはまた確認します。
パーカーや携帯カバー、マグカップなど
物販として抱えるには不安ありまくりの商品もラインナップに並べることができます。
これもリスク回避の視点で、とてもメリットがあります。
これは作り手サイドには尽きない悩みでしょうが、基本的に売れなさそうな商品は作れません 笑。
「このデザインおもしろいけど、売れる気はしない…」ってのも、リスクがないので挑戦できます。
そして意外とそれが売れたりするのが世の中… どんどん挑戦しましょう。
できる限り、長期視点で運営する
これが大事です。
やってみたけどすぐに反応がなかったから、なんとなく触らなくなってしまった
これを避けるのが第一です。
買う側の方にもタイミングがあります。
最低でも1ヶ月は様子を見るって心構えで始めましょう。
さぁバンドマンの皆さん!この週末空いた時間を新しい挑戦に使いましょう!
僕も今日から取り掛かります。
すべては音楽と未来のライブのために。
画像ファイルの名前
一般的に多く使われている画像ファイルの形式です。
WEBでの仕様の場合、圧縮でファイルサイズが小さくできるのも特徴のひとつ。ファイルサイズが小さいと表示が早くなるなどのメリットがあります。
印刷などで使用の場合、デザイン部だけではなく画像全面が有効となるので、白などの背景色も印刷されます。(黒ボディにロゴだけ印刷するはずだったのに…ゼッケンみたいになっちまった…って失敗があります)
.jpgとの違いは「背景が透過・透明かどうか」ってところ。
前記の通り、バンドロゴの場合黒いボディに印刷すると.jpgだと背景の白まで印刷されちゃいます。
.pngは背景が透明なので、ロゴの部分のみ印刷できます。
厳密に言うと.jpgともう少し違いがありますが、件の入稿に関してはこの認識だけで問題ないはずです。
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