少し大袈裟な音楽の話。

2023年7月29日の夜中


今日も今日とて曲を作っております。

 

何かに取り憑かれてるのか、それとも依存なのか、はたまた本能なのか。

 

理由を考えてると手が止まるので、それならば形になる方が良いと作業を進めております。

 

 

そんな中ふと思った事がありまして、今回はそれを大仰に綴ってみようと思いました。

 

 

自分が10代の頃の音楽は、身にまとうものでした。

 

自分の存在もよくわからないので、単純にビビッと来たもので小さな自分を鼓舞したかったように思います。

 

 

20代の頃の音楽は理由でした。

 

なんか社会とかよくわかんないけども、音楽をやって自分をその中に立ててしまおうと。

 

 

30代の頃は言葉でした。

 

気がつけば自分の存在や言葉が曲に乗っかってしまっていて、これがなくなったらどうなるんだろう?と思っていました。

 

 

そして40代を迎えてからの音楽は

 

実はまだよくわかってません。まだ途中なので。

 

 

ただ最近感じる事がありまして

 

音楽は人間にとっての生きること、そして死ぬことのヒントや答えがあるんじゃないかと思うようになりました。

 

歌詞が道標だとすると、演奏はその背景で

 

こうやって生きて、こうやって死んでいくのもいいかもね ってのを詰め込んである気がしています。

 

歌詞がある音楽が俗物だと聞いた事もありますが、その人にその時必要だったのは背景だけだったのでしょう。

 

 

コンビニとかで流れてる、誰の曲かわからないものに苛立つ時があります。

 

確かにプロの仕事かもしれないけども、心ここあらずと言うか

 

多くの人に受け入れてもらえる曲ではあるけど、なんだか表面の話だけをされてるような気になるのです。

 

これを作った人は、何を我慢してるんだろうと。

 

もちろん同じように流れてくる曲の中にも魂を感じるものもたくさんあります。

 

でもそうじゃない曲がどうしても気にかかってしまうのです。

 

 

またまた大袈裟な表現になりますが、長い歴史の中で今なんてのはほんの一瞬で

 

現在目に映る常識なんてものも、100年もすればガラッと変わっていることでしょう。

 

ただ、自分達が生きている今がすべてでもあると言えます。

 

そしていつか死んでゆくなら、自分の思ったものを遺したいと思うようになりました。

 

、ありがたいことに手元に音楽があるわけです。

 

 

生きることに理由が必要なように、死ぬことにも手向けが必要です。

 

いつかその日が誰の身にも来るのであれば、自分の作ったものが花向けになれば素敵な事です。

 

 

日本の音楽業界において、表舞台で売られる期間はとても短く

 

そこには商業や芸能や社会性が絡んでいるので致し方ありませんが、人よりも少しだけ長く続けてることによって見えてきたものもあります。

 

音符が並んでいるだけです。

 

ビートが鳴っているだけです。

 

そして弦と声が震えているだけです。

 

ただこれだけの事に涙できるように、曲をまた作ろうと思います。

 

 

俺は長生きしたいし、たくさんのものを見たい。でもこの部屋で作られてるものがすべてだったりもします。

 

自分の音楽の答えが終わりを越えて誰かの生きることの支えになりますように。

 

 

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