ミュージシャンの選択肢に死ぬことが混ざる世の中なんて、全部燃えてしまえばいい。

2020年10月19日


曲作りと向き合って

 

死ぬことを意識しないミュージシャンなんていないと思う。

 

華やかなステージと喝采

 

孤独な自分の居場所

 

そのバランスはいつでも安定して保たれてるわけじゃない。

 

 

でもそれは自分で選んだことであるってのが、ひとつの薬になっている。

 

それに対して存在する毒、そのひとつが情報だ。

 

一番つらいのは、お金がないことでも誰かに裏切られたことでも曲が出来ないことでもない。

 

未来が想像できないのが一番つらい。

 

 

人の目に触れる仕事だ。

 

清濁を飲む事ができなけりゃ続けてはいけない。

 

しかし、今は正常ではない。

 

SNSやネットの急激な普及の中、まだ我々の言葉だけのコミュニケーションは稚拙である。

 

そこにコロナがやってきた。

 

すべての責任をそこに求めてるわけではない。

 

しかし一因になってる事から目を背けるべきではない。

 

 

忘れないでいて欲しいことがあって

 

この世の中も、言葉も、評価も、常識も

 

すべて誰かが作った箱の中にあるってことを。

 

そして本当はその箱は出入りできるってことを。

 

美しい世の中ってやつに、その箱の中でしかやっちゃいけないと思わされてるってことを。

 

 

他人がどれだけ「もう君は歩けないよ」と言ってきても、そこには必ず可能性が残されていることを。

 

箱の中を歩けないなら、箱の外を這いずり回ればいい。

 

元々、ミュージシャンの居場所なんてそんなものだ。

 

 

死ぬことが流行るなんて狂ってる。

 

音楽なんてただの武器だ。

 

自分を守る防具にはなってくれない。

 

未来の形は決まっているようで決まっていない。

 

弾がまだあるなら打てるだけ打とう。

 

どんなにみっともなくてもいいじゃないか。

 

 

こんなに好きな人たちが多いのに、世の中は相変わらず馬鹿ばっかりだ。

 

自分の曲で救われたと言ってくれる人がいること。

 

自分の言葉を理解できないと言ってくる人がいること。

 

どちらも切り取られた一片であり、すべての時間を見せることはできない。

 

それでいいじゃないか。

 

肌の露出についてゆく数字を眺めて嫌な気持ちになる日がある。

 

それでいいじゃないか。

 

今、なにかをくだらないと思える自分は、後日美談にされる自分よりも美しいじゃないか。

 

自分が見ようとしていないどこかに、まだやれることはあるはずだ。

 

 

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