2020年 10月1日
なんとなく、コロナの『規制』がこの先曖昧になっていく予感。
もちろん経過した時間とともに、新しい情報を元に、いろんな事は変化を続けるものなんだけども
ここにふたつの感情があります。
ひとつは、またニュースや情報の先行により、「感染が増えた!」となった時に、ライブやライブハウスが悪者にされてしまうんじゃないかってこと。
これだけ情報が揃ってきても、世間は石を投げれる場所を探している気がします。
裏側にある「あそこが悪い!だから自分たちは悪くない!」の精神は消えることのない、社会の哀しい部分かもしれない。
俺も自分の企画などを復帰させていくつもりなんですが、正直言ってこわい。
表面的な部分だけで批判が来た時に、自分が好きな言葉を選び続けれるだろうか。
人を攻撃する言葉を選んでしまわないだろうか。
ギターを背負って電車に乗っていただけで、「あいつは非常識なやつだ」と浴びた視線は、どうしたって忘れられない。
音楽ってものに向かっている自分を、この先も好きでいたい。
もうひとつは、ここで制限が解除されるなら、この半年の地獄はなんだったんだろうってこと。
はっきり言って、かなりの精神的な摩耗を迫られた。
世間の決めつけに付き合った。
変わった状況と言えば「なんとなく大丈夫そうだ」って空気感くらいだ。しかしこれは特に明確な理由が提示されてるわけではない。
まだまだライブに来れない人は、来れない。
感染の危険って事実を視線から逸らしても、社会的な先入観は残ったままだろう。
これは本当は変わらないことなのに、黙殺される気がしてる。
なにかあったら一番に悪者にされる脅迫は、無言のまま付いて回るだろう。
これは、間違いなく今の社会が作り上げたものだ。
その上でこの後、美談だけが残るのはどうしても心が受け付けない。
キレイな部分のみを読み上げるのは、当事者には拷問だ。
経済的にも人の心のためにも、規制の緩和は必要だ。
そう言い聞かしても心はざわつくのだ。
もちろん新しい挑戦ができた時期でもあったし、マイナス面がすべてではない。
配信ライブの可能性への挑戦はシーン全体で底上げできたし、美しい輪もあった。
過去の恨みを残すのことをしたいわけではない。
しかし、ライブやライブハウスが悪い!ライブする奴が悪い!と声高く叫んでた人が、何事もなかったかのようにライブ最高!と言ってる姿はきっと見るに耐えない。
元に戻ることは大して重要ではなく
過去を美談にしようと、歪なものが出来上がる方向は勘弁願いたい。
これから年末にかけて様々な変化があると思います。
多くの情報が行き乱れると思います。
その上で、自分が好きな自分でいたいと願います。
この半年間で自分が動けなかった部分を見直し、反省しながら。
俺はいい加減で厚かましい人間だけど、みんな苦しかったと思う。
がんばろう。
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