2024年8月3日
コンビニで流れてる曲、YouTubeの誰かのテーマソング、果ては小学校の運動会で踊ったあの曲まで…
楽曲には編曲者がいます。
じゃあ編曲者ってのが何かって言うと、それがまた日陰のお仕事で…
まずは大まかに区分けしていきましょう。
作曲者 : 主に歌のメロディを作った人(インストの場合はメインのメロディやリフレクションなど)。先に書いておくが曲の全てを作った人ではないってのが実のところ。編曲者を兼ねる場合も多々ある(俺がこのタイプ)
作詞者 : そのまんまだけど、作詞をした人。音楽自体は作らない人も多い。例えばちびまる子ちゃんのおどるポンポコリンの詩は原作者のさくらももこさんが書いてたりする。
プロデューサー : そのアーティストや楽曲を統括してどう動かすかの決定権を持ってる人。この人がヤバい判断をするとバンドは解散する。決定権とはそれくらい重いもの。肩からセーターをかけてなくても成立する。
ディレクター : 主にプロデューサーに企画提案や制作現場でのクオリティの維持など、現場の責任者的立場。プロデューサーとの権限率は現実的には関係性による。現場マネージャーを兼ねてる場合も多い。現場マネだと思い込んでたら「え?ディレクターだったの!?」なんて事もある。
レコーディング エンジニア : レコーディング作業で録音をしてくれる人。実際は音楽的なプロデューサーな立場も併せ持つ。
ミキシング エンジニア : 録音した音をバランスや音域などを整えて混ぜてくれる人。レコーディングエンジニアとの兼任が多い。
マスタリング エンジニア : 音源作りの最終作業、マスタリングをしてくれる人。音圧調整やアルバムなら曲間調整、プレスに必要なDDPファイルや楽曲の管理に便利なISRCの取得なども併せてやる事がほとんど。
アート ディレクター : アルバムのジャケットを含むアートワークの統括。デザイナーさんは別にいてそれを組み合わせる仕事も多い。
さて!最低でもこれだけの人が関わって皆様が耳にする音源になるわけですが…(今回はA&Rや営業さんは割愛します)
最後に本日の主役!編曲者について!
編曲者 : 楽曲を最終的にパッケージして、完成させる役割。イントロ付けたりCメロ足したりもする。曲の最初から最後まで聴きやすいか、このパートにはどんな楽器やリズムが合うのか。
今流行ってる音楽を学び、それをアーティストのイメージに対してどの程度混ぜ込むかなどの決定、ミックス作業時には結局楽曲の細部までわかってる人なのでエンジニアとやり取りも行う。
作曲者に気を使い作詞者の言葉を大事にし、プロデューサーのわがままとも言える願望を形にしてディレクターと深夜2:00に鳥貴族で愚痴を言い合う。
そのくせに!名前が出ないし光もあたりにくい!仕事を正直に分解してしまえば皆さんが耳にしてる曲の8割は編曲者の仕事なのに!
キャーキャー言われるのはいつもボーカル!どうなってんだ!キー!
そして総合的に職人気質の人が多いので、手を抜くのが下手。むしろ生きるのも下手。
俺は自分を含めた全ての編曲者に「がんばったね!素晴らしい!」と言いたい!
皆さん!これから沢山の曲を聴くと思いますが!ほんの少し!ほんの少しでいい!
編曲という良くも悪くも縁の下の力持ちがいる事を思い出してください…
あの曲のイントロのピアノも、あの曲のギターソロへの展開も…
それはきっと不器用な編曲者の素晴らしい仕事なのだから…
日本はもっと編曲者に光をあてるべきだ…
主役をわかりやすくした方が売りやすいのはもちろんわかる…俺もそれは気をつけている…
しかし!編曲者がいなかったらこの国に音楽は流れないだろう!?
サンレコさん、ギターマガジンでもいい…
編曲者特集を切にお願いします…!
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