2024年5月29日
なんか若者が古いiPhoneをあえて選ぶみたいな話をネットニュースで見かけましたが
これ何がひっかかるかって「スマホは持ってて当たり前」ってのが土台にある話なんですよね。
確かに俺の周りで持ってない人はいないし、もうインフラと言えるでしょう。
CD世代の自分ですが、CDで音楽を聴く機会は減ったと実感できる。iPhoneにイヤホンを接続して聴くのがほとんど。
CDをデッキに入れて音が鳴り始める瞬間も、アートワークなども含めたパッケージとしての完成度もとても好きなんですが、これも時代とともに変化していくものなのでしょう。
さて、俺は基本的にサブスクは反対派です。
自分のソロ音源に関してはサブスクにはアップしていません。
これから突き進む若い世代のアーティストのために敢えて書きますが、サブスクにアップするのはそんなに難しくありません。そこは誤解のないようにお願いします。
まずはサブスクの利点を並べてみましょう。
・たくさんの人に聴いてもらえて共有してもらえる機会にもなる
・世界中のどこに対しても発信できる
・バズれば儲けもの
・CDのプレスなどの在庫を抱えなくていい、または出荷などの手間がいらない
・名刺などにQRを付けておけばすぐに聴いてもらえる
などなど、とても便利です。
みんながスマホを持っていると考えると、サブスクに置いておけばチャンスになるとも捉えられます。
では逆にサブスクの危険なところを並べてみましょう。
・スマホの中でのパイの奪い合いになる。大資本には基本勝てない
・ピラミッド式の計算法が多いので、再生数が少ないと利益にならない
・サブスクで当てるための曲作りになってしまう。イントロをなくしたりギターソロを削ったり本当にやりたい音楽を遠ざける
・基本的にすでに提供されているサービスの形に対してものを考えるようになるので、新しいアイデアを考えない癖ができる
・自分の曲に対して値段を考えなくなる
・バズっても他のプランが用意されてない限り一過性
・手渡しによる人との繋がりができにくい
などなど。
特に利益に関しては音楽を作る人なら痛感してると思いますが
割に合わないっすよね!作るのすんげぇ手間かかる!音楽に対する愛情でカバー?1年くらいならそれで耐えれるかもね!
なので俺は自分で好きに販売する方法を模索し続けています。
スマホでQRを読み取って曲が聴ける「聴くキー」とか、在庫を抱えずにCDとして販売する最も負担の少ない方法とか。
聴くキーに関しては原価は高くないです。値段はほとんど人件費、言わば俺が人生を削った価格を付けてます。
便利になるのを否定してるわけではなく、他人に任せるといいように使われるぞってのを主張しています。
俺がギターを弾き始めたのが12歳頃、初めて曲を作ったのが16歳頃かと思います。
たくさんのライブハウスでライブをさせてもらって、自分が感じた事を曲にして、それを時代なんぞに売り渡すってのは最後の最後で納得がいかない。
もちろん技術者としてサブスクに合わせて曲を作ったりすることもあります。
なんつーか、ものすごくアナログな魂の根底的な話です。
「オメーらの言うことはわかるし便利になってありがとうだけど俺は俺」って感覚です。
ふと考えると、今の音楽の扱われ方に絶望して音楽から離れてしまったミュージシャンもたくさんいると思います。
これは才能と関係のない、運の話。
CDが勝手に売れてた時代はバンドもたくさんいたもんね。
今当たり前に使われてるものも、いつの間にか古いものになっていきます。
だから出来る限り頭を使って抗うのもいいかなと思います。
自分の曲には自分で価値を設定しましょう。
サブスクは中心ではなく、便利な道具のひとつに過ぎません。
それが全てではない事を頭の片隅に置いて、賢く自由に音楽ができる状況を求め続けましょう。
以上、サブスクの話2024でした!
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