誕生日なので自分の内面を吐き出してみました。

2023年2月25日


本日は225日、自分の誕生日であります。

 

日が明けた深夜0時頃から少し寝て、3時頃にまた目を覚ましてこれを書いています。

 

ここ最近の自分の心理がちょっと興味深かったので記しておこうと思います。

 

によっては役に立つかもしれないし、人によっては「何言ってんだコイツ」となるかもしれません。

 

少し重たい内容も含まれてくると思うので、心が元気な時に読んでください。

 

 

そろそろ詐称しようとは思ってるんですが、実年齢は43歳になります。

 

16歳の頃に初ライブをやってると思うので、人生の半分以上はライブってものに関わって生きてきました。

 

悩むこともあればすげぇ適当になることもあったりしながら、好き勝手に窮屈に生きてきたわけです。

 

 

今日付けで【43】ってタイトルで新しい音源を発売しようとしてたのですが、結果としては完成に至りませんでした。

 

曲としてはほぼ完成したものがいくつもあるのですが、それをどう届ければいいのかわからなくなってしまったのです。

 

そのあたりの心理を綴ってみたいと思います。

 

 

 

ひとつは変化の激しい現状でしょう。

 

コロナ禍なんていい加減な名前の時代を過ごし、ライブをするなと抑圧され、止める事にやっと慣れてきた頃に今度は取り残される怖さを感じています。

 

ライブでの声出しOKの話や、自分たちの居場所はやっぱりここだ的に急に動き出したバンドの話を眺めてると、なんだかバカにされてる気分になります。

 

自分たちが過ごしていた場所に頼んでもいないのに土足で上がり込んできて常識を押し付けて、正しいことをしたなんて顔をしてたあいつらはなんだったのでしょう?

 

暴力の意味を知る機会がなかった子供たちが飲食店でイタズラをし、それをテロ行為のように掲げてZ世代なんて言葉で締め出してる大人たちがいます。

 

SNSでは人間のほんの一部を切り取り、それがさもその人間の全てかの様に額装され固定されていきます。

 

音楽が人気のあるコンテンツに付随したものに成り下がり、今日も何かしらのご機嫌を伺いながら作られています。

 

そして海の向こうで戦争が人を殺め、大きな地震が起ころうがそれよりも自分を守る事で必死な小さな自分が存在しています。

 

どれもこれもなんと無力なことでしょう。

 

 

 

そして自分の年齢の話。

 

誤解を恐れずに言うと自分を音楽って棚に並べて消費される商品として見た時に、その消費期限が迫ってるのを感じるのが足を重くしています。

 

感覚が古くなってると感じながらも、新しいものを自分の全てにする事には折れれないアンバランスさがあります。

 

心のどこかではどうでもいいと思いながらも、劣化をしていく自分を人に見せるのを避けたいと感じています。

 

自分の通ってきた道を振り返った時に、よくこんな道を歩いてこれたと思う反面、その結果の足下の脆さに驚き見ないようにしています。

 

例えばこの文章などは今の時代は動画で喋った方が伝わりやすいとわかりながらも、自分の価値観を守ろうともがいています。

 

 

 

そしてもうひとつは、誰かの訃報です。

 

ここ最近また多かったと思います。

 

ハイスタのツネさん、お会いした事も喋った事もないのですが、こちらからするとよく知っている方です。

 

さらに言えばこちらからすると、神様の類のひとりでもあります。

 

 

なんだか音楽では幸せになれないのかもしれないと考えさせられました。

 

どこかに辿り着くまでの道のりは、間違いなく幸せです。何者でもなかった自分が何者かになろうとするのは楽しいものです。しかしゴールにはそれはないのかもしれません。

 

それを自分に置き換えた時に、自分は人に優しくできてなかったかもしれないと感じました。

 

そして自分の価値観で幸せを決める必要があると感じました。

 

音楽では、と前述しましたが、正確には今の時代の日本の音楽シーンでは、が正しい答えかもしません。

 

どうしたって沢山の事を見直す時期なのは間違いありません。

 

 

高校生の頃、ハイスタとGREEN DAYの情報は避けていました。みんなが好きだと言っている物に耳を傾ける器が自分にはなかったのです。

 

MAKING THE ROADが発売された頃、商売敵として睨みつけていました。きっと嫉妬の感情を含めながら。

 

初めてクアトロでライブを見た時に、なんかでかい人達だと思いました。

 

そして今回の報を知った時に、わけのわからない感情に苛まれました。きっとライブや音楽の源泉とはここにあるのでしょう。

 

SOUNDS LIKE SHITに涙を流せるのが我々です。それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

 

ここまで書いた事に明確な答えなんて存在しませんし、そんなものは必要ないのかもしれません。

 

明日の自分の感情すら読めないのが人間です。ただ変化があったとしても感情を遺していけるのも人間です。

 

今日は現時点での自分を遺してみました。

 

 

こうやって書き起こしてみて、ひとつ気づいたことがあります。

 

どうやら自分は音楽や生きることに対して潔癖になってしまっていたようです。

 

自分が頼りにしてきたものが崩れていくのを感じているのかもしれません。

 

焦燥感に押し潰されないようにたくさんの理由を探しているのかもしれません。

 

本来はこれらを歌詞にして、音楽として届けるのが自分の仕事です。

 

しかしそれが今回は音源って形では至りませんでした。

 

なので文章を書いています。これは保身であり、抵抗であり、表現のひとつでもあります。

 

未来的に絶望してるわけではなく、ほんの少し時間を置けばまたいい加減な自分に戻っていきます。

 

 

時間稼ぎが必要な時に色んなやり方を持っている自分で良かったと思います。

 

 

これを読んでいただいた諸先輩の皆さん、俺はどれくらい正しいでしょうか?

 

若者諸君、何を感じるでしょうか?

 

そして同年代のみんな、同じようなものを背負っていますか?

 

 

生きるのは当たり前のことなのに、その価値が見出されるのはいつも奪われてから。

 

窮屈だと思いながらも、そこに依存して時間切れを待つのもひとつの方法かもしれない。

 

でもねなんですよ。

 

 

いつかこれらを曲にできた時に、聴いてもらえたら嬉しく思います。

 

2023225

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