2020年 2月25日
さて、いつの間にやらこんな年齢に。
バンドってものに出会ってから20年強
色んなことがありました。
シーンの浮き沈みも目の当たりにしたし、たくさんの人が現れてはいなくなったりもしました。
時代に翻弄されながらも、ライブシーンの火と自分の志は消えずにやってこれました。
三重の町に生まれて、別の街でも生きて
なんの策もなく、ただ目の前に現れるものに抗って
心から落ち込むこともあれば、忘れられない思い出もあって
そんな自分の人生は、ものすごく恵まれた運を持った人生だと思っています。
自分の中の決まり事としてずっと持っていたもの
それは「その場所に恥じない自分でいよう」でした。
何も持たない田舎の小僧が、いわゆるメジャーまで駒を進めて、自分が何を求めてたのかわからなくなるくらいの時も
それは手放さなかったものです。
今でもそれは自分の矜持です。
これから、ここにひとつ足したいものがあります。
それは「自分の感性を押し切る」ことです。
崩してはいけない輪の中で、自分を叫ぶ
なんだか長年持っていた疑問が答えに出会った気持ちです。
昨今の音楽業界は、自分にとってはもう忖度も体裁も必要ないものになりました。
これからもっと、いろんなものが淘汰されていくと思います。
最初は何も持ってなかった俺が、今たくさんのものを持っている。
世の中の嘘もホントも嫌ってほど見てきた
人のキレイなところも泥のような感情も嫌ってほど見てきた
全部ぶっ壊してやろうかと思う夜もあれば、なにもかも諦めなきゃいけない朝もあった
戻れない場所もできてしまったし、どこまでも進む理由も手に入れた
感情よりも見た目のキレイさと立ち位置に気を取られた音楽や制作物なんて、やっぱりくだらねぇよ。
やりたいからやるんだ。
そして出来上がったものを誰かに楽しんでもらうために、最大限の努力をするんだ。
どんなに走り回っても、すべては線の如く繋がっている。
いろんな側面を見せながら、自分の源泉は音楽であり、詩であり、バンドシーンであり、ギターでありたい。
バンドマン達よ、もう古きは捨てよう
良いものは放っておいてもきっと残る。
大きな渦に捉われないように
それはどこかの誰かを守るためのハリボテに過ぎない。
世の中が苦しく感じるなら、別の場所を作ればいい。
役目を終えてるのに偉そうな顔で座ってる連中を尻目に、自分たちの存在と曲のために
進むのだ。
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バンドマン / ギタリスト シンガーソングライター / アレンジャー / WEBデザイナー / プロデューサー
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