もう、治った。

2020年 2月25日

---

先に言うておきます。

 

もう、治った。

 

しかし、事実として足は止まっていた。

 

 

これはそんなお話。

 

 

2016年にNICOTINEを脱退してから、側から見たら好きなことばかりをやっておりますが

 

脱退後、いつからなのかハッキリわからない、なんかよくわからない虚無感があった時期がありました。

 

しかもわりと最近まで。わかんなかったでしょ？

 

 

何かをしようとすると、頭に霧がかかると言うか遠ざかると言うか

 

ひどい時はやらなきゃいけない仕事にまで手がつかない、やり始めることができない。

 

レーベル業務も対応できない、ギターを持っても曲にはならない。

 

表に出す話ではないけども、迷惑をかけてしまった人もいる。

 

こうすればいいとわかっているのに、そっちに身体が行こうとしない。

 

しかし、それがいつか治るとはわかっている、そんな日々。

 

 

NICOTINEにいた時って、作曲編曲、ライブ組むのからレコーディングの段取り、果てはメジャーや外部レーベルとの交渉、最終的にはSKYとしてのCDの出荷まで普通にやってたんだけど

 

環境が変わり、立場が変わり、バランスを崩してるなこれは、と。

 

M.Aではギタリストでいることが俺の役割だし、THE ALTはまだその頃サナギだし。

 

 

もうひとつわかってたこと、それは

 

「口に出してしまうとまずい」ってこと。

 

しんどいと言えばしんどくなる。なんと言うか、負の力に引っ張られてしまう。俺はそんなタイプ。

 

だから治るまで言えない、そんな日々。

 

 

夜中に不安になって目が覚める

 

だからと言ってなにかをする気にもなれず、また眠ろうとする

 

果てには自分はおもしろくない人間なのだろうかと思いはじめる。

 

救いだったのは、それが波だと知っていたこと。

 

 

実は20歳くらいの時に、同じ経験をしている。

 

 

その時は今よりも上手に過ごせなかったけど。

 

 

ひとつ、申し訳なく思ってることがあって

 

去年、「Shunpの歌詞を書いて」って企画をwebでやって、みんなに故郷の歌詞を書いてもらって

あの曲、ずいぶん前にできてるんだけど、まだ曲としてみんなに届けれてないこと。

 

ずっと心にくっついたままなんだよね。

 

だから、それもやる。単純に実務的な時間をあと少しいただきたい。いい曲だから。

 

 

もしかするとこんな事は書かなくていいかもなんやけど

 

 

今ね、ちょっとしんどいなって人がいたら聞いて欲しいねんな。

 

今見えてるものがすべてと感じること、多いと思うねんけど

 

自分をせまい所に追い込む必要なんて、ほんまはないと思うねん。

 

それって、しんどい自分が好きってことになってしまうから。

 

今はちょっとしんどいけども、ほんとはそうじゃない自分が好きって事を忘れずにいる方がいいと思うねんな。

 

巡り合わせでどうしようもない事ってあるけども

 

それはそれとして、時間を使って待てばいいだけの時もあると思う。

 

まわりがうるさくても、それはまわりの価値観だけで動いてるものやし

 

そんなことで「またやってみよかな」ってのを逃すのはもったいないと思うねん。

 

俺もしんどいなって思ってる間に、信頼を失うレベルのこともしてしまってるけども

 

ここからまたやってみよと思ってるから。

 

 

ゆっくりと大きく深呼吸して、口元だけでいいから笑ってみて欲しい。

 

案外、そんなことで解決するかもよ？